ただ幸せになりたいだけ

私は日々悩み考えている人間です。
他の人からしたらどうでもいいようなこと、考えても無駄なこと、その時間がもったいないっていう小さなこと…
多種多様な悩みと割と真剣に向き合っている。
それが効果的なことかと問われれば100%否であるし、意味があるのかと問われればそんな大した意味はない。
ただ生きるうえで考えることと常に一緒に生きてきてそれが当たり前なだけ。

そう思っていたある日、私は気が付いた。
私がこれほどまでいろいろなことを悩み考えるのは、ただただ切実に幸せになりたいという心からの願いなのではないだろうか。

私の幸せとは

生きているだけで幸せ。
住む家があって、毎日食べるものもあって、仕事もある。
これが幸せなことで、有難いことだという認識はある。

でも私は旬のフルーツが食べたいと思う。
いろいろな場所に旅行したいとも思う。
たくさんの経験をしたいし、大切な人と時間を共にしたい。

そう、欲望が多いのだ。

そして今の自分のままではそれが叶わないことが分かっているから考える。

どうしたら叶う?何が足りない?
そうやって自分の幸せを追求するあまり、本質を見失って地獄に突入する。

普通に働いて、今のまま生きていけばいいじゃんと囁く声。
あれ、このままでもなんとか生きていけるじゃん。
もがくだけ沈む。
抗っても無駄。

やらなくていい言葉を並べてまた先延ばしにする。

ちょっと待って、思い出して。
私は私の幸せを手に入れるために、考えて悩んでいるんだ。

私の幸せと転職活動

転職をしたり、本を読んだり、高いお金を払ってスクールを受講してみたり、引っ越しをしてみたり…
考えて悩んではいろいろ試して抗った。
人はこれを忍耐力がないとか、計画性がないとか、一貫性がないとか評価するかもしれない。
確かに転職市場から見れば、使えなくて信用ならない人間だろう。

でもこれまでの履歴書は私が抗ってきた証拠で軌跡。
自分の幸せのために試行錯誤して歩んできたという証。

こう考えたら、わざわざマイナスの評価をされる場所に自分の身を再び置くべきかと思ってしまう。

社会からしたら0点の人生かもしれないけど、本人はへらへらしながら真剣に自分の幸せのために邁進してきただけだから。
これからは赤点回避するために幸せをより追求して行きたいし、そのために無駄に考えて悩んでいこうと思います。

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