断れない人間

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遊びや飲み会に誘われる。
行きたくないしめんどくさいけど断る勇気がない。
結局断れず行くことになる。
その日がくるまでしばらく憂鬱な時間を過ごす。
謎の責任感からしっかり参加する。ドタキャンなんてできない。
楽しかったと思えることがほぼないまま当日を終える。
最終的になんでいつも断れないんだろうという反省の時間を過ごす。

これが断れない人間のルーティーン。

私の言い分

そもそも誘われるという行為に嬉しさを感じてしまうことが一つの要因。
自分から誘うなんて出来ない。
だから誘われることでしか人とつながりを作れない。
誰かに誘われることが自分が嫌われていない証明のように感じてしまう。

そんな私には断る選択肢なんてあるはずがない。

そしてもうひとつ。
自分のスケジュールが穴だらけなこと。
予定が埋まることが喜びだった。

いや、そもそも何もない日なんてない。
日々の家事、趣味、勉強…
自分のために使いたい時間は山ほどあるはずだ。

なのに私はそれを予定とみなさず、隙間に詰め込もうとする。
空いた時間で全て出来る訳もなく、結局自分の時間を後回しにする。

自分以外の誰かと何かしらの関係性を築くために無意識に自分を犠牲にした。

もっと主体的に生きたいじゃん

ある日、誰かが自分の予定を理由に誘いを断っているのを目撃した。

「自分のことを理由に誘いを断っても良いんだ。」
「自分の時間って意図的に作るものなんだ。」

その時初めて知った。
自分がいかに自分の時間を犠牲にしていて、そのこと自体に気が付いていなかったか。

今後も関係を築きたい人とは今まで通りのやり方をしていくだろう。

ただ、優先順位をつけることは頭の片隅に置いておきたい。
自分の時間と、誰かとの時間、自分がやりたいことと、やりたくないこと。

ただただ流されるのではなく、自分の時間をどう使いたいかを基準に選択しようと思う。

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