29歳。
なんて難しい年齢なのだろう。
人生において節目を感じるタイミングは何度もあった。
その度に自分の成長を願ったり加齢を嘆いてみたりと忙しい。
だがここで、自分が29歳であるという事実を受け入れるのが複雑だという感覚を抱いた。
28歳までの私ははやく30歳になりたいと思っていた。
30代になれば余裕が生まれたり人生の楽しみ方が分かってきたりして、楽しく生きられるんだとばかり思っていたから。
私もその一員になれると信じて疑わなかったから。
けれど29歳になって分かってしまった。
私はどうもそんな30歳を迎えられそうにないなという現実。
何とも言えない焦りでいっぱいになる。
”ああ、ついに29歳になってしまった”
30歳
別に誰かに何か言われる訳でない。
もういい大人なのにこれでいいのかなと思ってしまう瞬間。
大人であるべきだよなと自問する時間。
年齢に追いつかない精神。
何も変わらない余裕のない生活。
思い描いていた大人になれていない自分。
毎日は楽しいけれど、ふと現実にかえって不安になる。
このままでいいのか、私。
私の人生ドラマ紹介「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」
結局、自分の理想とする自分になれていない自分への失望というわけです。
何も成し遂げられない自分が悲しい。
でも人生そんなに悪くないって思う日もある。
その辺ブレブレだなと思いつつ生きる。
なんとなく感じていた焦りを手放すでもなく受け入れるでもなく”自覚”した。
私がそう思えるようになったきっかけのドラマがある。
それは、「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」だ。
タイトルと日本語版のピンクピンクしたポスターを見ると興味はそそられない。
だが、1度見たらなぜか定期的に見たくなる。
前までネットフリックスで見れたのだが、消えてしまって大きなショックを負ったほどの人生ドラマ。
復活して5回目を見ることが出来る日を楽しみにしている。
お願いします、ネットフリックス様。
29歳になって不安が止まらない人、このままでいいのかなと悩んでいる人にぜひ届いて欲しい。
そして一緒にチキンを食べてお酒を飲んで笑ったり泣いたりしたいものです。