上手に断る方法を考える

別にお願いされた訳じゃない。

私がただただ勝手に関わろうとしただけ。

だから断られても仕方ない。
でも断られたらもう何も出来ないし関われない。
そこで終わり。

もし必要なかったとしても、きっと断り方は選べる。
返事一つで壁が出来ることもあればまた次に繋げることも出来るんじゃないかと思った日。

私の気持ちはどこへ

小学生の頃、貰ったお小遣いでお土産を買って帰った。
両親はそれを受け取って静かに閉まった。
1度も使われることなくどこかへ消えた。

あるときは家族が大変だったから、少しでも力になりたくて声をかけた。
本人に確認することもなく、周囲から気持ちだけを受け取られた。

貰ったお土産が気に入らなかったり必要ないものだったりすることもあるでしょう。
もしかしたら大切に思うあまり使えないということもあるでしょう。
忙しくていっぱいいっぱいで、提案を受け入れる余力がないこともあるでしょう。

それぞれの事情があることは分かっている。
それでもなぜか心が宙に放り出されているような感覚に陥る。
楽しい時間を分け合いたいという思いが心の奥底に追いやられる。
力になりたいという思いがどこにも届くことなく散る。

私のお土産は物ではなく、賞味期限のある食べ物になった。
どんなに小さなことでも自分から手を差し伸べるのが怖くなった。

気持ちの受け取り方

職場に善意で声をかけてくれる人がいる。

今までなら、大丈夫です、の一言で終わらせていた。
でも今は、どんなに小さいことでも頼る。
それもなければ、今は大丈夫だから後で困ったときにお願いします!と言う。

毎度断ることへの申し訳なさからの解放なのかもしれない。
こんな小さな違いで相手との関係がスムーズになったと感じた。

私が今まで感じていた宙に浮いた気持ちの根底はきっとここにある。
気持ちを受け取ってもらえないことへの悲しみや無力感。

結局私のエゴでしかない。
でもそれで誰かの気持ちを留まらせることが出来るのなら万々歳。

今後お土産を貰ったら、相手のお土産話に耳を傾ける。
助けを申し出てくれたら、少なくとも気持ちだけはしっかり受け取る。

優しい人が優しいまま生きられる世界。
手を差し伸べることが怖くない世界。
私はそんな世界線で生きたいと思う。

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