おまえのオールをまかせるな

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昔よく耳にした歌”宙船”。

小学生だった当時はただただかっこいい音楽だと感じていた。

私にとってなつかしい歌である”宙船”だが、最近になってやけに歌を思い出すことが増えた。
特に歌詞の”おまえのオールをまかせるな”という部分が今の私に刺さる。

この歌が自分の人生を主体的に生きることを謳う歌だということに今更になって気が付いた私。
心を震わせる一曲に何十年も昔に出会っていたことを知ってだいぶ興奮してしまった。

さて、大人になった私は自分のオールを他人にまかせていないだろうか。

自分のオールを自分で握れているだろうか。

決断できないのか、決断したくないのか

私が今になって”宙船”に魅了されるのにはきっと理由がある。
それは自分の手にオールがないと分かっているから。

いったいなぜ私はオールを手放してしまったのだろうか。

〇理由1 他人にオールを任せがち

一番やりがちパターン。
誰かと行動を共にするときに、相手に決定権を渡してしまう。
相手に主導権を渡すことを決断する、選ばないことを決断するというなんともマイナスな方向の決断だけを下している。

”相手に気を遣って口を出さないだけなんだ”という体のいい理由を並べて、オールを全渡しすることを当たり前だと思っている。

〇理由2 言い訳しがち

・十分なお金がない
・まだ準備が足りていない
・本当に自分が望んでいることが分からない
・シンプルにこわい

言い訳のオンパレードで自分を説得する。
その時に決断をしなくていいように。
何かに挑戦するという冒険と隣り合わせの恐怖から目を背けるために。

今もまんまと「まだ時期じゃない」という暗示で自分を騙して生きている。

これらが私が私のオールを手放している瞬間だった。

オールを取り戻す

私は自分の手にオールを取り戻したいと思う。

誰かの決断に頼り続けたくない。
もう後悔したくない。
ちゃんと自分の頭を使って生きていきたい。
死ぬときに自分の人生を生きたと思いたい。
生きることに疑問を持たずに生きたい。

理由は数えきれないくらいあるけれど、とにかくまずはじめにこう決断した。

そうはいっても、自分の権利を放棄し続けて生きてきた。
年月をかけて培った権利放棄という怠惰な現実は、ここにきて私が人生の舵を取ることを難しくしている。

だから、まず自分の感情や考え、思いなどをしっかりとキャッチするところから始めようと思う。

今回で言えば、
・自分のオールを取り戻したいと思ったこと、その理由、きっかけなどをキャッチする
・なんで決断力が必要と思ったのか考えてみる
・どういうところに変化が必要と思ったのか省みる
こんな感じで、ひとつひとつ丁寧に向き合うことを繰り返す。

操縦士としてはまだ初心者。
きっとこの決断をしても気持ちが揺れるときもあるだろうし、私のことだから周りに流されてしまうこともあると思う。
でも全部が全部自分で決断しなくてもいい。
振り返って感情に寄り添ってもいいし、後から自分なりの決断を考えてもいい。

そういう風に思うようにする。
小さく小さく始めてみる。

”私のオールは私が握っている”
いつかそう思える日がくるように。

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