遊牧民になりたい

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私が遊牧民になりたいと思ったのは、とある1つの動画だった。
そこには韓国語で한달살기と書いてあった。
日本語にすると1ヶ月移住、プチ移住、お試し移住…みたいな感じ。

あ、私これがしたいと思った。

1人で知らない土地に行って住んでみる。異国の地で生活をする。
ただそれだけだけど、世界一周するよりもどんな豪華な旅行をするよりも輝いて見えた。

私の特性

割と引きこもりタイプ。家に何日閉じ込められようが、食料とネット環境さえあればいつまでも生きていけるのではという謎の自信あり。
(実際にコロナ時もなにひとつ苦はなくむしろラッキーと思っていた。何もなければ1週間外に出ないなんてことはざら。)

ただこんな私でも割と熱量をもって行動できるときがあった。
それが社会人になって研修や出張という名目で各地へ飛ばされたときだ。

1ヵ月~2ヵ月で住む場所が変わる。
その間でその土地を楽しみ尽くしたいという欲望が湧き上がる。
おかげで、その期間だけはとてもアクティブでいることが出来た。

しかしその期間を終え自分の家に帰ってくると快適さと慣れが一気に押し寄せる。
休みの日は一歩も出ないことをもはや誇りに思うほどの引きこもり生活に一瞬にして舞い戻るということを繰り返していた。

旅行じゃないの

旅行は楽しい。
友人や家族と時間や思い出を共有できる方法として最高だ。
ただ私にとって旅行は、決められた時間でどれだけ行きたいところに行けるかを攻略するゲームのような感覚でもある。
達成できたら嬉しいけれど、何か物足りなさが拭えない。

”1ヵ月移住”したいから

ゆっくり時間をかけてその場所を知っていく。
知らない土地で散歩をする。
自分の足で行きたいところを見つける。

私はこういう時間が好きだ。
だからいつか興味のある土地で”生活”をしてみたいと感じたのだと思う。

ただそれを実現するには大きな壁がある。
言葉の壁や金銭的な問題はもちろんあるが、一番大きな壁は”労働”。

月単位で休みを貰えるなんてことはもちろんない。
かといって、仕事をしないで生きていけるほどの蓄えはない。
ないないづくしの現実が迫りくる。
すぐにはどうにもならない。
だけどこれからも遊牧民になりたい、という大きな野望は抱えて生きていく。

私にはどうにかして遊牧民になる方法を見つけなければいけないという使命が与えられた。

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