自分のからだが愛おしい

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自分の身体がとてつもなく愛おしく感じる時がある。

心と身体は別物

私の心はわんぱくな方だと思う。

興味があること、やってみたいことはほぼ挑戦した。
大人になった今も心が躍る環境を求め彷徨い続けている。

成長の過程で傷ついたり悩んだりしたら、その都度心に寄り添ってきた。

でも身体の方はどうだろうか。
真新しさや刺激を求め続ける心について行かざるを得ない身体にもケアが必要だと考えたことはあっただろうか。

私の身体

今考えるとだいぶ身体を酷使していたと思う。

健康な肉体があってこその行動力なのに、それに気が付いていなかった。

30歳を目前にして、身体にガタがくることが増えた。
健康が取柄だった身体が不調を訴えて初めて自分の身体が悲鳴をあげていることに気が付いたのです。

そう思うと今までの過酷労働に耐えてまだ元気で頑張ろうとしてくれる身体が愛おしくて堪らなくてぎゅっとしてあげたくなりました。

私にとって”からだ”とは

私はからだとダイエットを常に結びつけていた。

自分のからだで気にするのは、バランスの悪い体型や一向に細くならない太もも、小さい胸、大きな顔、どんな洋服も似合わないこのからだ…
私は自分のからだが嫌いで仕方がなかった。

こんな思考だから、身体に感謝するなんてあるわけない。

でも身体の不調が増えてきて気が付いた。
自分のパーツの大部分が嫌いだからといって、自分の身体自体を嫌う必要はないということに。
からだ自体は好きになれないとしても、今も頑張って動いてくれる身体に感謝しない理由にはならないということに。

身体を労わる

良いマットレスを使ってあげたいし、定期的にマッサージにも連れていきたい。
毎日ちゃんとボディクリームを塗って疲れをとってあげたい。

そう思える程に、自分の身体が愛おしくなりました。

だからといってそんなことが出来る程の余裕は当然ありません。
なので私はできる範囲で身体のことを考慮したいと思うようになりました。
そんなに大きな変化は起こせないけれど、心に持って行かれ過ぎないように。
選択の基準に心と身体の両方を取り入れるようにしようと思う訳です。

自分のからだがどうしようもなく嫌いな人へ

別に嫌いな部分を無理に好きになる必要はないと思っています。
私自身がいまだにそうなので仕方ありません。
ただ、あなたの毎日を当たり前のように支えてくれるその身体を大切にしたいと思えるその日がきたら、そっとぎゅっとしてあげて欲しいなと思います。
寝る前にベッドの中でぎゅーっとしてあげる。
それだけで、自分の身体を少しだけ愛おしく感じるのではないかと思います。

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